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8. 地図MapのmicroSDカードへの送信及び
GPSとSDカードの記憶分担


目次
8-1.UUD製作所の日本地図及びWorldMapのmicroSDカードへの送信
8-2.GPSとSDカードの記憶分担とデータ送信時の注意点
8-3.Oregon 300のGPS本体とmicroSDカードの記憶内容
8-4.Colorado 300のGPS本体とmicroSDカードの記憶内容
8-5.eTrex Vista HCx のGPS本体とmicroSDカードの記憶内容


8-1. UUD製作所の日本地図
      及びWorldMapのmicroSDカードへの送信



地図を送信する際に気をつけるべきことは下記の通りです。
a. Japan Topo 20m v2とJapan RoadNavi 25000 v2を同時に送信することです。
Japan RoadNavi 25000 and Topo v2を送信してはいけません。


b. 地図を送信する際はGPSを接続しないmicroSDカードに直接送信する。
GPS経由で送信するととても遅い。



日本地図とWorldMapのmicroSDカードへの送信方法


上の窓で Japan Topo 20m v2(等高線)を選択し、画面右上の縮尺を「500km以上」、隣りの窓を「最高」にし、ハンドツールで日本地図を画面の中央に配置する。


マップツールで上記の様に日本全体を選択する。
沖縄の南にもかなり島があるので選択漏れのないように。
画面左の画面465区画が選択された。このままの状態で→画面に進む。 次に上の窓でJapan RoadNavi 25000 v2(道路・ナビ)を選択し、日本地図全体を画面の中央に配置する。

Japan RoadNavi 25000 and Topp v2を選択しないこと

マップツールで上の様に日本全体を選択する。ピンクの部分が選択されている。 RoadNavi の区画とTopoの区画合計936区画が左の窓に入った。上の区域参照RoadNavi とTopoが両方入っている。




日本地図データをmicroSDカードに転送する。
GPSはパソコンに接続しない。GPS経由は非常に遅い。
カードリーダーにmicroSDカードを入れ、そのdriveに送信する。小生の場合はカードが「K drive(k:\)」に入っているのでデバイスの選択で「k」を選ぶ。そして「送信」ボタンを押す。
上記のデバイス検索でGPSデバイスを選択しないこと。

書き込みが終わったらmicroSDカードを取り外す。これで日本地図専用のmicroSDカードが出来た。

カードリーダを購入するならSDカード専用の1000円以下の安い物で十分。

カードは上書きされる。それまで入っていた地図・データは削除されるので注意。

日本地図とWorldMapは別々のカードに入れた方が良いだろう。



次に左上の窓でWorldMapを選択し、世界地図全体を表示する。
マップツールで全体を選択すると全体がピンクになり、選択されたことを示す。
画面左の窓は上記の通り。
地図上の1944区画が選択されたことを示す。
新しいmicroSDカードをカードリーダーに入れ、地図データをmicroSDカードに転送する。
GPSはパソコンに接続しない。
小生の場合はカードが「K drive(k:\)」に入っているのでデバイスの選択で「k」を選ぶ。

上記のデバイス検索でGPSデバイスを選択しないこと。

そして「送信」ボタンを押す。書き込みが終わったらmicroSDカードを取り外す。これでWorld Map 専用のmicroSDカードが出来た。

カードは上書きされるのでそれまで入っていた地図・データは削除されるので注意。

世界地図の区画を多少省いて、日本地図とWorldMapを1枚のカードに入れることも出来るが、VISTA HCxはカードにもトラックポイントを記憶出来るので、そのスペースを残すため。世界・日本地図を別々のカードに入れた方が良いだろう。




8-2. GPSとSDカードの記憶分担とデータ送信時の注意点
GPS本体にはパソコンのCPUに相当する演算機能と、データの記憶機能がある。
microSDカードデータの記憶機能だけである。

登録された
Waypoint、軌跡TRACK、ルートRouteは主にGPSに記憶されます。
地図はSDカードに記憶されます。

なお、、例えばTasmaniaの地図、Waypoint、ルートRoute等を、GPSを接続せずに、直接同時にSDカードに転送すると、当然全てSDカードに記憶されます。ところがこのSDカードをGPSに入れ、地図を見た後、日本地図のSDカードに換えるとTasmaniaのWaypointがGPSに登録されている事が分かります。Waypoint、軌跡TRACK、ルートRoute等のデータは基本的にGPSで集中管理される様です。そうでないと不便ですからね。(Colorado 300での経験)

機種によりTRACK等がGPS本体からmicroSDカードに移動されるものがあるので、詳細は機種別に記載されているGarmin WIKIのサイトで調べて下さい。

トラックポイント(例えば15秒毎に記憶する位置情報)はGPS、SDカード両方に記憶される機種がある。
eTrex Vista HCxではGPSに約10,000ポイント記憶され、それ以降はSDカードに記憶されるそうです。

MapSourceから
microSDカードに地図データを送る際に注意すべきことは、送られたデータが全て上書きされてしまうことです。

従って、日本地図が入っているカードにWorldMapを送信すると日本地図が壊れてしまいます。SDカードに両方の地図を入れるには同時に送信しなければなりません。

同様に
例えば、日本地図が入っているカードにWaypoint、軌跡TRACK、ルートRouteを送信すると日本地図が壊れてしまいます。



8-3.Oregon 300のGPS本体とmicroSDカードの記憶内容

Oregon をUSBでパソコンに接続するとOregonはG:(上の画面)に、microSDカードはM:(下の画面)に認識された。
上の画面でG:のOregon本体のメモリーに入っているのはCurrent、Temp、OCT-28-09というOziExlorer waypo...と云うファイルである。
OCT-28-09は10月28日に行ったGPS講習会の際に代々木公園を歩いたTrack・軌跡データである。


microSDカードM:の中にはgarminとフォルダがあり(上画面)その中にgmapsuppと云うフォルダ(左下画面)があり、ここに地図fileが入っている。

eTrex Vista HCxとは異なり、OregonもColoradoもTrack・軌跡データは本体に入っており、microSDカードには入っていない。
microSDカードに入るのは地図データだけの様である。
microSDカードM:の中にはgmapsuppとフォルダがあり、この中にたくさんの地図データが入っている。
地図以外は入っていない。




8-4.Colorado 300のGPS本体とmicroSDカードの記憶内容

GPSをUSBでパソコンに接続すると新たにE:,F: driveが現れます。
(パソコンによって現れるdriveの名前は異なります)
E:はGPS Colorado 300本体の記憶部分で、F:はGPSに入っているmicroSDカードです。
E:の中味は上の様であり、Current folderの中にCurrent.gpx(画面右上)と云うTrack・軌跡が入っています。
scrnにはGPS画面を取り込んだスクリーンショットの画像が入ります。
F:の中味は上のようであり、garminと云うfolderの中にgmapsupp.imgと云う地図だけが入っています。



8-5.eTrex Vista HCx のGPS本体とmicroSDカードの記憶内容

eTrex Vista HCxはOregon 300やColorado 300と異なり、USBで接続してもGPSやmicroSDカードのdriveは見られません。

しかし、USBで接続してMapSourceでデバイスの検索で見るとGPSもmicroSDカードも新しいdriveとして出てきます。

そして、microSDカードを取り出してカーリーダーで中味を見ると次の様になっています。
microSDカードの中には地図の他に、Trackが入っています。当日のTrackはGPS本体に入り、古いTrackはmicroSDカードに入っています。この方式の方が本体故障時にTrackが消去されずにすみ安全です。

Oregon、Coloradoは本体のメモリー容量を大きくしたため、Trackは本体のみに記憶させる様にしたと思われます。

この様な状況であり、eTrex Vista HCxではmicroSDカードに大容量の地図を入れない方が良いと思われます。

eTrex Vista HCx のmicroSDカードの中味をカードリーダで見た。
garmin folderの中には地図が入っている。
その他にある
20091102.gpx
20091108.gpx
は各々2009年11月2日、8日のTrack Logである。

当日のLogはGPS本体に入っており、一日経過するとmicroSDカードに自動的に移動する。