[PR] | |
7-3 Route 誤誘導問題 | |
スマホを使ってのナビで誤誘導が発生し、事故が多発している。下記記事参照。 | |
スマホナビ誤誘導事故相次ぐ 「高速に歩行者・自転車」5年で4割増 | |
誤誘導が発生する原因として考えられるものを検討してみた。 |
|
目次 | |
1. 3種の地図でのRouteの違い | |
2.アクティビティ・プロファイルによるRouteの変化 | |
3.終了点のわずかな移動でRouteが大幅に変化(ソフトのバグ?) | |
4.高速道路とRouteの変化 | |
5.おかしな現象(地図・ソフトのバグ) | |
6.初期設定(アクティビティ・プロファイル) | |
7.徒歩:有料道路、高速道路回避設定 | |
8.GPS Device(Oregon 650)でのRoute設定 | |
9.付録:川の上を走る設定 |
1.3種の地図でのRouteの違い | ||
地図a | 地図b |
地図c |
3種の地図でA(開始点),B(終了点)間のRouteを描かせたところ上記の様に大幅に異なる。 開始点、終了点のみを指定してRoute設定をするのは避けるべき。 出来るだけ多くの通過点を指定してRoute設定するのがよい。 地図aのコースが一番大回りである。地図bは最短コースを指示している。 |
||
地図a | 地図b |
地図c |
ところが、地図a,cには自転車道路が表示されているが地図bには表示されていない。従って、自転車走行するならRoute設定をパソコンに任せずに、自分で地図を見ながら丁寧に通過点を指定してコースを設定するのがよい。 また、地図によって自転車道路の掲載有無があるので複数の地図を見た方が良い。 |
2.アクティビティ・プロファイルによるRouteの変化 編集/オプション/アクティビティ・プロファイルの設定 |
|
徒歩とサイクリングでは微妙に違います。 | |
バイクとドライブ(車)は同じです。 | |
3.終了点のわずかな移動でRouteが大幅に変化(ソフトのバグ?) | |
同じドライブモードで、開始点は同じで終了点をわずかに移動B→B’させるだけで Routeが大幅に変わった。理由不明。ソフトのバグ? 一方通行でもないし。 |
|
サイクリングモードにするとA,B間で最短距離を結ぶ。 ドライブモードとサイクリングモードの差。 おかしな現象が起こりますね。 |
|
|
|
4.高速道路とRouteの変化 | |
最終点は高速道路上。徒歩、登山モードで高速道路を通る。これもおかしい。 | |
このコースは正常なのでしょうね。 |
左に行って、少し上がったところでUターン。大きく時計回りして最終点に到達。 ドライブとバイクではこんなに違うのでしょうか? |
ダートバイクはダートのあるところ走る? |
サイクリングもこんなに大回りしないと行けない? 最終点は高速道路上。これもおかしい。 |
5.おかしな現象(地図・ソフトのバグ) | |||||||
なぜ車(ドライブ)が中央通りを直進しない。バイクは直進する。 一方通行ならバイクも直進できないはず。 地図/ソフトのいずれかのバグ? |
|||||||
AからB、B'までは正常なコース。ところがB”になると突然大回りになる。これはB'とB"の間に地図のバグがあるのだろう。 即ち、図の上では道路があるが、デジタル地図B'とB"間に繋がっていない区間・点があるということだろう。 橋を渡れない、交差点を渡れない等のバグはたくさんある。 |
6.初期設定(アクティビティ・プロファイル) GarminBaseCamp /編集/オプション/アクティビティ・プロファイル |
||
「徒歩設定」で高速道路上にコースを設定するなどおかしな設定をするので「初期設定」を調べてみた。 (初期設定:アクティビティ・プロファイル設定調整の画面右側の「リセット」) 下記の様に初期設定で使うと日本の常識とは異なるので要注意。 典型的な例が有料道路。サイクリングでも徒歩でも通行可になっている。 なぜか? 世界の常識は高速道路は「原則無料」。 日本の常識は高速道路=有料=高速道路。 世界では無料高速道路でも自転車通行禁止の場合が多いだろう。 同様に「自転車走行可・徒歩可」の有料道路もあるだろう。 「初期設定」で使うと日本の高速道路をサイクリング・徒歩で通行出来ることになってしまう。危険。 日本では「初期設定」で使ってはいけない。 設定の用語の定義・実体が日本と外国では異なるので要注意。 米国の有料道路 米国の道路の種類 |
||
ドライブ:設定問題ない | バイク:幹線高速道路は回避せず、幹線道路、主要幹線道路は回避。 日本と米国等との道路事情の違いに基づく問題と思うが、日本人には理解できない設定。 |
サイクリング:同左。 未舗装道路を回避している。 有料道路は回避せず。 (日本の高速道路は有料道路。サイクリングで回避せずが初期設定) |
ハイキング・徒歩・登山:幹線道路、主要幹線道路、幹線高速道路、有料道路の区分が理解できない。 主要幹線道路:徒歩のみ回避せず(ハイキング・登山は回避) 幹線道路 :徒歩・ハイキング・登山回避せず 幹線高速道路 :徒歩・ハイキング・登山回避せず 有料道路 :徒歩・ハイキング・登山回避せず |
7.徒歩:有料道路、高速道路回避設定 | |
では、徒歩で「有料道路、高速道路回避」設定にしたらどうなるか。 |
|
右の様に徒歩で幹線高速道路と有料道路を回避する設定にしてみた。 |
|
GoogleMaps 首都高速道路が走っています。 |
地図a |
地図b |
地図c |
地図a,b,cいずれも首都高速の上を歩いている。 「有料道路、高速道路回避」設定にしたのに。 どうしてこうなるのか理解出来ない。 Route設定を地図・パソコンに任せることの問題点が明確になったと思います。 |
|
8.GPS Device(Oregon 650)でのRoute設定 |
|||
パソコンでGarminBaseCampを使ってRoute設定を行って作成したRouteデータ(.gpx)をOregon 650に入れて使う場合、パソコン上で見る地図とGPS上で見る地図は厳密には同じでないだろう。 また、Routeを計算するソフトはパソコンとGPSでは異なる。 さらに、Route回避設定はパソコンとGPSでは異なる。 従って、同じRouteデータをパソコンとGPSに表示させた場合、同じRouteを示さないであろう。 以下にGPSでのRoute設定における回避設定をまとめてみた。 ここでもCyclingで、Major Highwaysや有料道路は回避ではない。日本の常識と異なる。要注意。 |
|||
設定/ルート探索 | Activityの→をクリック | Activity の種類 | |
Cycling Major Highways が回避。 有料道路は回避ではない。 Major Highways を回避しない場合は クリックすれば緑の✔は消え回避せずになる |
Automobile Driving | ||
徒歩 Major Highways、 有料道路共に回避ではない Major HighwaysはCyclingでは回避なのに徒歩なら回避ではない? |
Mountaineering Major Highways、 有料道路共に回避ではない Climbing Pathは回避であり、 一般登山道ではないようだ |
||
9.付録:川の上を走るRoute | ||
Routeで川の上を走るRouteにした場合どうなるかを調べてみた。 地図a,b,c三種、設定はドライブ、徒歩、サイクリング。 GarminBaseCampのアクティビティ・プロファイルの設定は共通。 ドライブ、徒歩、サイクリングのいずれも川の上を開始点/終了点/Routeとします。 従って、徒歩・サイクリングで首都高速道路上を開始点/終了点にしてしまうのも仕方ないと考えざるを得ない。 |
||
陸から海へ | ||
地図a:ドライブは陸/橋/陸/川に入る。徒歩・サイクリングは直接川へ。 | ||
地図b:いずれも橋を渡らず陸路を通り、最後に川に入る。 | ||
地図c:ドライブのみ直接川へ。徒歩・サイクリングは陸/橋/陸/川に入る | ||
|
||
川から川へ | ||
地図a:ドライブは川/陸/橋/陸で最後に川に入る。徒歩・サイクリングは川/川へ。 | ||
地図b:ドライブは川/陸/橋/陸で最後に川に入る。徒歩・サイクリングは川/陸/川へ。 | ||
地図c:ドライブのみ川/川へ。徒歩・サイクリングは川/陸/直線で川へ。 | ||